2009年
サイディングの話 #1
外壁材の種類には、レンガやタイル、サイディングやスタッコ(塗り壁)といったものが
あります。
デザインの好みや、外観へのマッチング、それにコストにも大きく影響があり、
またメンテナンス性にも差があったりしてなかなか悩んでしまいますよね。
今日は、その中の「サイディング」についてお話しようかと思います。
サイディングメーカーさんは、
クボタ松下電工外装(KMEW)、旭トステム外装、ニチハ、東レ
といったところがメジャーな会社です。
各メーカーごとに模様(柄)やデザイン、カラーなど多種多様で500種類ほど
もあります。
一般的に「サイディング」と呼ばれるものは、基材の違いにより
「セメント(窯業)系サイディング」、「金属系サイディング」、
「セラミック系サイディング」とに分類されます。
世の中で最も多いサイディングは、「セメント(窯業)系」のもので、
パルプ等の繊維を混入させたセメントの加工品です。
また「金属系サイディング」は、基材に腐食に強いガルバリウム鋼板を
使用しているもので、寒冷地など凍害を受ける恐れのある地域を
中心に採用されるケースがあるようです。
ところでサイディングの中の主流であるセメント系サイディングの中にも、
材の厚みがいくつか種類があり、14ミリ、15ミリ、16ミリ、18ミリ
といったものがラインナップされています。
変り種では21ミリや35ミリといった、タイルよりも厚みがあるようなものも
存在します。
ほんの少し前までは、12ミリの厚さのものが主流だったのですが、
薄いものはダメだというお上の発した一言で、全社12ミリ品を一斉に
廃止とした経緯があります。
実際には厚みがあればより長持ちする、というものではないんですけどね・・・
また基本は高さ45センチ、横幅3メートルほどの大きさの材なのですが、
その材と材とのつなぎ目の目地を目立たせないように接合部が
工夫された商品(建築用語で「合いじゃくり」といいます)などというものもあります。
(もちろん価格は高いのですが・・・)
豊富なデザインの中から選択ができ、またそれらを家の部分部分で
使い分けたりして外観を彩ることが可能です。
↓1階にタイル調、2階に木目調のサイディングで貼り分けした例
また次回、サイディングのメンテナンス性の違いなどお話し
したいと思います。
| 2009年10月16日
渋谷区の床暖房リフォーム工事
このお宅、今年の5月にリフォーム工事で
窓、玄関ドアの開口部全てを断熱リフームしましたが
リフォーム工事の第二段で床暖房設置のリフォームを行いました
築30年の鉄筋コンクリートの住宅ですが冬は、とても寒く
開口部の断熱性は、前回の工事で上りましたので 冬に備えて
1階の床 約35坪全てに床暖房を設置しました
既存の床の上に床暖温水パネルを敷き詰めます
床暖温水パネルの上に床暖用フローリングを張ります
床暖房リフーム工事完了です
浴室・洗面・トイレは、既存床の上に温水パイプを廻します
温水パイプをモルタルで埋設します
モルタルの上にタイルを張って蓄熱式床暖房完成です
1階の床全面と浴室・洗面・トイレの床まで床暖房設置しましたので
今年の冬からは、家の中温度差無く暖かく暮らす事が出来ます・・・
| 2009年10月15日
調布市 ~ 地下室のある家
掘削の工程が終わり地下室の構造体(RC造)にとりかかります
初めに根切りをした部分は土がむき出しになっているので
薄くコンクリートを流して作業用の床を造ります
このコンクリートは全く構造用とは関係ないです
この後、鉄筋を組んで外周部の壁を造っていきます
100㎜間隔で綺麗に配筋されています
ドライエリアに面した開口部
( ここからピアノを搬入する予定です )
配筋の工程が終わると今度はコンクリートを流し込むための
型枠を造っていきます
オレンジ色のホースみたいな物は電気配線用の配管です
コンクリートの中に埋まってしまうので先行して配管していきます
もう少しで型枠の作業も終わりそうです
| 2009年10月13日
ウィンドウトリートメント#6
カーテンや、シェード以外にもロールスクリーンやブラインドを使用する場合もあります。
カーテンやシェードとはまったく違う表情になり、カーテンなどが取付できない細い、小さい窓にも取り付ける事が可能です。
目隠しの目的で使われてるロールスクリーンですが、ダブルで取付る事で、居室にも使用できるようになりました。また、カーテンと組み合わせる事で、使用の幅が広がります。
和室などには、和紙のような素材でできたプリーツスクリーンがおすすめです。紐で上下に操作します。生地にも厚い生地と薄手の生地があるので、厚手の生地と薄手の生地を組み合わせると、目隠しにもなり、レースのような採光も可能になります。ただし洗う事ができないので、扱いには注意が必要になります。
コストは上がりますが、高級感を出すのであれば、ウッドブラインドです。やはり木なので、反ってしまったり、メンテナンスは大変ですが、木の質感や重厚感はカーテンなどでは表現できません。
和風モダンや、北欧風の内装にあわせてぜひ使っていただきたいです。
シャープなイメージには、スラットが縦に並んだバーチカルブラインド
カーテンやシェードだけではなく、窓のサイズやイメージにあわせて、ブラインドやロールスクリーンにも挑戦してみてください。
| 2009年10月12日
土地(建築地)の調査・・・家づくりの第一歩
家を建てるため土地を探している方から、購入すべきかどうか
土地を見て欲しいとの依頼を受けました。
早速現地に行ってきました。
「開発行為」により、大きな土地を分割し宅地分譲している
土地です。
こうした「開発行為」による土地は、開発した業者さんにより
土地の測量がきちんとなされているので、今回は測量はせずに
主に敷地周辺の環境や建築に際しての問題点などが無いか、
希望の間取りを入れ込むことができるのか、といったことを
現地で把握するために行きます。
駐車スペースを2台分確保したいという要望を以前お聞きして
いたので、こうしたことも現地に行くと可能かどうかがよく
分かります。
また、住宅には欠かせない上水(水道)や下水(排水)の設置の
状況も確認をします。
今回は開発地でもあり上水(水道)の敷地への引込みもきちんとされて
いますし、都市ガスの供給地域で引込みもされています。
おまけに散水栓も設けてあったので、お住まいになった後に
洗車や水撒きなどにも重宝しそうです。
また境界の確認や、敷地周囲の塀の状況も確認をします。
今回の物件には関係がなかったのですが、一般的には古い
コンクリートブロックの塀などで法の基準に満たない場合に
造り替えが必要となるケースもあるからです。
また電気を引き込むルートを確認するため周囲の電柱も
確認します。
今回の土地は人気のある場所がたまたま購入のキャンセルが
出たとのことで、急に舞い込んできたお話だそうで、購入の決断を
すぐに下さないといけないケースでした。
なので会社に戻り、取り急ぎラフプランや法規のチェックをし
おおむね希望の間取りをプランすることが可能かどうか検証し
可能で、とてもいい土地であることをご報告しました。
購入の最終的な意思決定そのものは我々にはできません。
しかし一生に一度あるかないかの大金で購入した後に
「場所が気に入って購入したんだけど、思ったような
間取りが入らない」とか、
その敷地自体の状況、例えば高低差があるとか、
車が駐車しにくいとか・・・といった諸条件によって
思ったいたよりも建築費がかかってしまう土地というのもあります。
そんな失敗のリスクを減らすためにも、土地の購入の前に
こうしてご相談いただけると、我々もとても安心です。
そんなこんなしていたら、先ほどお電話にて「土地を購入する決心が
できました」
とのご連絡を頂戴いたしました。
一世一代の大きな決断力が必要ですし、頭の中もあれやこれや
と考えさぞかし大変だったことと思います。
そうした場面で少しでもお役に立てたのかな、なんてちょっと
満足でちょっとホッとしました。
でもこれから、詳細な建物の打合せなど、さらなる緊張感で
いい家を建てるお手伝いができればと、思います。
| 2009年10月11日
東大和市の文化財建物
運転する車の窓から遠くに目に入って来た建物がありまして
何か古そうな建物のようで歴史的建造物なのかな・・・?
車を止め歩いて近着くと外壁に無数の穴だらけ不気味な建物で
まさかあの穴は、空爆の穴では?・・・正解でした。
昭和13年建築で太平洋戦争で空爆された航空機エンジン製造の
軍需工場の変電所の建物で 東大和市文化財(史跡・戦災建造物)
として指定されていました。
外壁の無数の穴から当時の悲惨さが伝わってきます。
案内看板には、最初は、昭和20年2月17日、グラマンF6F戦闘機など
50機による爆撃、2回目は、4月19日、P-51ムスタング数機によるもの
3回目は、4月24日、B-29の101機編隊による爆弾投下で、3回の
空爆により110余名に及ぶ死者と多くの負傷者を出したと記されています。
映画のシーンでしか戦争を知らない私や次世代に戦争の悲惨さや
平和の尊さを伝えるのにとても貴重な建物ですね
都立東大和南公園内に保存されています・・・
一度ご覧になっては、いかがでしょうか。
JUGEMテーマ:住宅
| 2009年10月10日
9.6坪ハウス(社員の家づくり) ~木工事その3~
さて、前回は1階の壁が建ち上がった所まででしたが、
今回は2階の壁が建ち上がるまでを紹介します
↑ 1階同様に2階で壁を造り起こします
↑外周部の壁が建ち上がりました
↑ 次に屋根(3階)を造りますが、その前に足場を組みます。
↑ 足場を組んだら、養生シートを張ります。
社名が入ったシートはかなり目立ちますね
↑ 3階の床根太です。なんか力強いですね
我が家は道路斜線の関係で小屋裏(一部ドーマ風)3階建てです。
次回はその3階部分の工事をUPします。
もう少しで建物の形が出来てきます。
楽しみですねー
| 2009年10月7日
三鷹市 ~ オール電化の家
着々と工事は進んでいます
先日現場を訪れると1階から小屋裏まで階段が
出来上がっていました
他にも玄関収納が取り付けてあったり
屋根も葺かれていて太陽光パネルを設置する
架台が取り付けてありました
1Fホール部分(この後、くり棒の手摺が付きます) 2Fホール部分
~屋根南面~
今回はクボタ松下電工製の「 ROOGA 」を使用しました
色はストーン・ブラウン
今年の4月に発売されたもので、従来の陶器瓦と比べて
約60%も軽量になるうえ、粘り強く割れにくい商品です
自然な風合いを表現するために、瓦ごとに色が異なるように
塗装が施されています
このペースで行くと来週中には大工工事が済んでしまいそうです
| 2009年10月6日
八王子の現場
窓枠や幅木、廻縁は木目を生かした色で塗装し、フローリングも明るい色を選び、全体的に優しい雰囲気に仕上がっていました。
カーテンも色をあわせて、グリーンやベージュなどナチュラルな色合いでまとまっています。
キッチンは、清潔感のあるホワイトです。どんな色の小物を置いても映えますね
浴室には、お施主様が持っていた、ミッキーのタイルを貼りました。1種類のタイルを貼るのもすっきりしていいですが、ポイントとしてタイルを貼る事により、入浴中楽しい気持ちになりますね。
紙巻器はお施主様支給のもの。先ほどのアクセントタイルの色と合ってい素敵です
2階の子供室は、スペースを広くとっています。今はお子さんが小さいのですが、将来大きくなった時のために、壁を作って2部屋に分けられるようになっています。
床はオレンジ色に近いベージュのカーペットで、木部の塗装の色と合っています。
引渡しの際には、実際に床暖房のタイマーリモコンなどの説明をさせていただきました。
これから寒くなってくるので、床暖房が活躍します。是非ウェルダンの家の快適さを体感していただきたいです
| 2009年10月5日
千葉県我孫子市の平屋の住宅・・・地鎮祭
千葉県の我孫子市で今月着工する現場にて、地鎮祭に参列してきました。
お施主様が古くからお参りをしてきた地元の神社さんによって
執り行われました。
神主様は大正生まれの80歳台後半の方で、とても厳かな
雰囲気でした。
最近は地鎮祭を希望される方は以前に比べかなり小数と
なりました。
10棟に1棟程度といった感じでしょうか。
その後、お隣のご実家にて、全て自家製の野菜などの
ものすごくおいしい手料理をご馳走になってしまいました。
心がこもっていてとてもありがたかったです。
さてこの後は、地盤改良工事を経たあと、いざ基礎着工となります。
我孫子市に限らず、今まで千葉県での建築の場合、
ウェルダンではかなりの確率で地盤改良の判定が
下されています。
お施主様にとって痛い出費ではありますが、足元をしっかりと
させることは、家づくりの最も大切な部分なのです。
今回は現場にて鉄筋コンクリートの柱状グイにて補強工事を
行います。
| 2009年10月2日
資料請求・お問い合わせ・モデルハウスへの来場予約
電話でのお問い合わせ
TEL. 042-525-8411
※モデルハウスは予約無しでもご見学いただけます。
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