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ウェルダンの歴史

私たちウェルダンが、どのようにして高性能住宅を手がけるようになったのか、そして、理想的な暖房システムである蓄熱式床暖房ウェルダンを開発するまでのヒストリーです。

大手ハウスメーカーから独立

ウェルダンの創業者はもともと大手ハウスメーカーで住宅販売の仕事をしていたのですが下請け・孫請け制度により価格のわりに良質な住宅を建築することができない現実に、自ら設計・施工し高性能・快適住宅に特化した真に喜ばれる住宅をつくる建築会社を目指して独立、創業しました。

欧米(スウェーデン、デンマーク、アメリカ、カナダ、ドイツ)の住宅視察

欧米に何度となく住宅視察に訪れ、日本の住宅との違いを痛感しました。20~30年程度で壊されてしまう日本の家と異なり、何世代にもわたって引き継がれていく家、「部屋」のみの暖房ではなく全館暖房の考え方、換気の行き届いたきれいな空気、どれもこれも見たことも聞いたこともない衝撃の事実でした。

当時のエピソード

その当時、北米の建築現場を訪れたときのことですが、屋根材に木の板を使っているのを見て大工さんに「この屋根で家が100年持つのか」と質問をしました。大工さんは笑いながら「屋根は何度でも張り替えるのさ。ところで日本では屋根材に何を使うのか」と聞くので、得意そうに「日本では瓦を使う」と答えました。すると大工さんは「それで家は何年持つのかね」と質問してきたので答えに窮してしまいました。

高気密高断熱住宅専門で30年

高性能で良質の住宅を供給し、生涯満足して暮らせる家を目指し、当時全く一般に認知されていなかった断熱性能に優れた、高気密高断熱住宅の普及を決意、教えてくれる人などもちろんなく、失敗を重ねながらも独自の技術を確立させていきました。

日本でいち早く24時間換気システムを導入

北欧スウェーデンの住宅視察で、その当時すでに義務化されていた24時間計画換気システムに出会い、結露の発生、ひいてはカビやダニの発生を抑えるために24時間換気システムが不可欠であることに気付き、取り入れること決定したのです。30年前の当時はよく「計画換気なんか日本に必要ないですよ」などと周囲から言われてしまいましたが、現在やっと遅ればせながら計画換気の重要性が認められるようになったことは嬉しい限りです。

蓄熱式温水床暖房「ウェルダン」の開発

当社の蓄熱式床暖房のルーツは、30年以上前に愛媛県松山市の越智氏(故人)が開発した「越智式床暖房」にさかのぼります。
越智氏は戦時中に満州でオンドルの暖かさを体験し、帰国後に試行錯誤の上に蓄熱式床暖房の実用新案特許(特許1217665号)を取得した方です。その特許の使用契約を当社は越智氏と1986年に正式に交わした後、改良を加えた上で蓄熱式床暖房「ウェルダン」と命名、当社にて商標登録し現在に至っています。

理想の暖房は全室暖房です。そして全室暖房の中で最も快適なのは蓄熱式床暖房です。
ウェルダンの高気密高断熱住宅では熱損失が少ないため、わずかな熱量で快適温度に保つことができます。そのためわずかな熱量を広い範囲に均等に、しかも長時間熱を発生し続ける蓄熱式温水床暖房は理想的な暖房システムです。当社はこの蓄熱式温水床暖房「ウェルダン」を、全ての住宅に採用しています。

※「ウェルダン(R)」は、当社の登録商標(第3346366号、第3363478号)です。

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