2009年 8月14日

屋内の塗装仕上げ


ウェルダンでよく使用している内部建具(家の中の入口ドアとか物入の扉など)を
仕上げについて大きく2種類に分類すると、
  
  1.製品として着色仕上げがなされているもの
  2.無仕上げの製品を現場で塗装するもの

とに分けられます。

1のタイプはその製品のメーカーのカラーの設定の中から好みの色を
選択します。

また、2のタイプは、塗装職人が現場にて塗装作業を行うもので、
今回は、この塗装に関してお話しします。

この塗装のカラーは、その気になれば色の調合次第で無限に色を作る
ことが可能です。

ただそうはいっても、実際問題あまりに微妙な色の区別は、見る人によって
感じ方(視覚)が異なりますし、その瞬間の自然光の影響によって刻々と
変化してしまいます。
また壁紙など周囲の色や、カーテンの有無など、外的要因によっても
感じ方は変わってしまいます。

また塗装する木の材種によっても塗装の発色も違いますし、同じ木であっても
年輪や木目など個体差も大きいので、微妙な色具合を指示することは
不可能に近いんです。

まあ、その現場塗装の良さは、一律でない「自然なムラ」とか「表情」がある、
計算されていない味わいにあるのかなって思います。

ところでそうは言っても、当然お施主様とは「概ね」どういう色を選択するのか
をお話しさせていただくのに、選択をして頂きやすいように、いくつか代表的な
色(仕上げ)を設定しています。

木部の塗装には、大きく「ペンキ系」と「ステイン系」とに分けられます。

「ペンキ系」は表面に塗膜を作るもので、発色がよい半面、木目はほぼ
見えなくなります。
木目を活かすよりも、色そのものの「きれいさ」を狙う場合に使用します。
例えば、真っ白とかグリーンのきれいなドアにしたい!という場合です。

一方「ステイン系」の塗料は、木そのものに浸透し着色するもので、
基本的に木目が見えます。
当然、色の隠ぺい力が少ないので、木の固体差がモロに仕上に影響し
ドアなど複数の木を集合させて作られた製品の場合、1枚のドアの中でも
色の吸込みが異なり、ムラができます。

どちらが優れている、という話ではないので、お好みにより選んで頂くことに
なります。

主に使用している塗装仕上げの例を挙げてみます。

↓オイルステインのほとんど無着色のものです。
 「ナチュラル」とか「カントリー」といったテイストです。
塗装・ナチュラル

↓オイルステインのミディアム色でチェリー系のような赤みのあるタイプです。
 「クラッシック」や「モダン」テイストで使用します。
塗装・ミディアム赤系
↓オイルステインのミディアム色で、オーク材などに合う黄色系のタイプです。
 「クラッシク」「エレガンス」又は濃い目に塗って「モダン」テイストでも使用します。
塗装・ミディアム・黄色系

↓オイルステインのホワイト色です。
 「ナチュラル」「北欧系」のテイストです。木目がしっかり残っています。
 塗装・ホワイトステイン

↓オイルペイント(ペンキ)のホワイトです。木目はほとんど見えずきれいな仕上りです。
    北欧や北米系の「クラッシック」「エレガンス」、又は「モダン」テイストでも使用します。
塗装・ホワイトペイント

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