今現在、東京都美術館では、アーツ＆クラフツ展が開催されています。
アーツ＆クラフツとは、イギリスの詩人、思想家、デザイナーであるウィリアム・モリスが主導したデザイン運動（アーツ・アンド・クラフツ運動）です。写真は、中心人物、ウィリアムモリスです。

19世紀、産業革命によって、大量生産によって沢山の商品が出まわるようになり、それに伴い多くの粗悪品も市場に出まわるようになりました。そんな中、昔の古き良き熟練した職人による、質の高い工芸品に回帰しようという運動が起こりました。そのような回帰運動はイギリスから始まり、ヨーロッパ各地、アメリカ大陸へ広がっていきました。それがアーツ＆クラフツ運動で、自然美を取り入れた作品が多く生み出されています。
　　
手仕事の良さ、自然や伝統から美しさを発見して、素材にこだわりシンプルなライフスタイルを提案するというアーツ＆クラフトの思想は、現代にも受け継がれています。
現代でも大量生産により多くの商品が流通していますその中でも手作りの工芸品や、自然を取り入れたり、素材にこだわった物を見ると、心が動かされる事があります。それが、アーツ＆クラフツ運動に通じているんですね。

もし機会があれば、アーツ＆クラフツ展に足を運んでみてください