2014年 11月

富岡製糸場見学・・・世界遺産、そして国宝へ

 

今話題の「富岡製糸場」に、先週見学に行ってきました。

 

今年6月にユネスコの世界文化遺産に登録されたのに続き、

今月の17日には、文化審議会が文部科学大臣に対し、国宝に指定するよう答申を

し、国宝に指定される運びとなりました。

 

明治5年(1872年)に完成、操業となった建物は、築140年ということになります。

明治時代以降の建築物で、国宝の指定は2例目ということからも、

その重要性と希少性とがわかります。

 


PB170106.JPG

 

1枚目の写真は、「東繭倉庫」の入口に付けられたキーストーンで、

建物の竣工年である「明治五年」の文字が見えます。



PB170125.JPG

 

2枚目の写真は「東繭倉庫」の全景で、100m余りの長大な建物です。

ずらりと並んだ扉は、繭を自然乾燥させるための扉で、機械乾燥が

無い当時、ここを開け放して繭が腐敗しないよう乾燥させていました。



PB170108.JPG

 

3枚目の写真、建物の構造は、「木骨煉瓦造」という我々建築業界に

身を置く者にとっても聞いたことが無い、珍しいものです。

柱は杉の通し柱、梁には松を使用しています。

 

レンガについては、当時まだその技術が無かったことから、

フランス人の指導のもと、日本瓦の職人によりレンガの生産がされました。

レンガの色がオレンジ色なのは、本来のレンガを焼く温度よりも

瓦を焼く温度の方が低かったためだそうで、数年後に生産されたものは

きちんと赤くなっていました。

ちなみにレンガの積み方も、「フランス積み」という工法で、明治中期以降は

「イギリス積み」が普及したため、現存建物では多く見られないものです。



PB170114.JPG

 

4枚目は「操糸場」の内部で、なんと昭和62年までは

現役で生糸生産が行われていたというから、驚きですよね。

 

松の大梁にトラスを組み、12mの大スパンの空間となっていて、

長さは140mもあります。

 

東京から関越道に乗って、1時間程度の近場で、これだけ見ごたえの

ある建造物が見られるとは、驚きでした。

 

またここで必死に糸を紡ぐ女工さんの姿に思いを巡らせてみるのも

よいことかと思います。

私は帰宅してから、昔見た「あゝ野麦峠」が見たくなって、

DVDを購入してしまいました。

 

皆様もぜひ訪れてみてください!!

 

東久留米市の家 竣工しました!

JUGEMテーマ:住宅
  東久留米市の家が竣工し、お引渡しが終りました


レンガ調の外壁に、スエーデンドア・窓枠等をブラウン・
グリーンの屋根で高級感ある外観になりました


お施主様のこだわりで、フローリングを栗の無垢材で貼りました
やはり無垢のフローリングは美しいですね~


お風呂にもお施主様のこだわりで
天井を無垢のひのき材で仕上ました
ウェルダンのお風呂は、洗い場まで床暖房の配管をするので
お風呂場が冷えるなんてことはありません
浴室全体が暖かいため、お風呂のふたを開けても湯気(=結露)が全く立ちません
当然、天井も湯気が発生しないのでこのように、無垢材で仕上げる事が出来るのです


天井高さ1400㎜以下の小屋裏収納。
これだけの広さだと収納力抜群十分ですね

11月中旬になって一段と秋が深まり、そろそろ寒い冬がやってきますが
高気密高断熱 + 蓄熱式床暖房のウェルダンの家でしたら
一年中温度・湿度が、ほぼ一定に保たれるので真冬でも快適に過ごして頂けます

皆さんも是非、「蓄熱式床暖房」を体験しに立川展示場にいらして下さい~


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中国の建材視察 #1 サッシ等の展示会


先日、中華人民共和国の首都北京で、

「第12回中国国際 門窓カーテンウォール博覧会」が開催されていたので

視察旅行に行ってきました。


中国展示会会場


とにかく中国のスケール感は半端なく大きく、全てに圧倒されます。

この写真は、展示会場の建物まで相当離れて撮影しています。

建物前の広場というか通路も、無意味に?巨大でした。


ちょうど北京でAPEC会議が行われていたため、

混雑の緩和と、排気ガスを少なくするために、自動車の

通行量の規制がなされていたためか、青空が広がり

イメージしていたような大気汚染はありませんでした。


また地元の方に話しを聞いても、普段でもマスクをしなければ

息もできないような、そこまでの大気汚染は、北京に関しては

ないそうで、日本のニュースで見聞きするのとは随分と違って

いるのだと分かりました。



中国展示会風景


この写真は、展示会場の内部です。

非常に多くの人が、熱心に見て廻っていて、建築に対する関心の

高さが肌で感じられました。


中国のサッシ市場は、海外からはドイツメーカーの出展が圧倒的に多く、

日本からの出展はYKK AP株式会社1社のみでした。

またそれらに追いつけ追い越せと、中国メーカーも相当数出展していました。



中国の建材というと、どちらかというと安かろう、悪かろうという

イメージではあったのですが、実際に見学をしてみると、

造りの荒さはあるのですが、耐火性能、耐風圧性能、断熱性能など

日本の基準よりもはるかに高い性能のものが多く、

驚きを持って見入ってしまいました。



中国トリプルガラスサッシ


この写真は樹脂製トリプルガラスサッシです。

中国の北部及び中部など気候の厳しい地方では、求められる断熱性能が

日本よりもはるかに高く、通常トリプルガラスが採用されています。


ちょっとうらやましいなと感じたのは、まだ日本の樹脂製トリプルサッシ

には、内観色が白しかないのですが、あちらではかなりリアルな木目柄が、

豊富なバリエーションでラインナップされていることでした。


中国のサッシというものは、いわゆるサッシを1社で製品化して販売することはあまりなく、

サッシの型材、ラミネート、ハンドル、蝶番、ガラス、といったパーツごとに

メーカーがあり、それらをデベロッパーや建築会社が選択していきます。


細分化されているため、細かな要望に応えられる選択の余地が大きいという

メリットはあるのですが、その反面責任の所在があいまいだというデメリットも

大きいなと思いました。


三鷹市 木造3階建の家

三鷹市の現場が順調に進んでおります


枠組壁工法(2×4工法)での施工となります。

こちらの現場は建物の高さを抑える斜線制限の一つ、
道路斜線を「天空率」という計算方法でクリアしてます。
天球率とは、天空の占める立体角投射率のこと・・・よく分かりませんね
簡単にいうと指定地点からどれだけ天空が見えているかどうかを判断するという方法です
この天空率によって「太く低い建築物」よりも「スリムで高い建築物」のほうが
周辺の開放感・日照・通風を確保できるという利点があります

ウェルダンは、建築士が直接お打合せをさせて頂く完全注文住宅ですので、
お客様のご要望に沿ったプランを設計いたします
何でもご相談ください~


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