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日野市の塔屋の有る家・・・擁壁工事
日野市で塔屋の有る家が着工されました。
敷地と道路とには1.5メートルほどの高低差があります。
着工に先立ち、この土留めとなる擁壁を造りかえる工事を行います。
もともとは大谷石積みの擁壁でしたが、現在の基準では大谷石は擁壁としては
認められない材質です。
古い住宅地ではよく見られるのですが、強度が弱く、建物の荷重をかけることはできないため、
高低差に合わせて建物の基礎を深基礎とする等の必要があります。
もしくは擁壁を造りかえ、建物の荷重を受けられるだけの構造計算に基づいた
RC造等にする必要があります。
今回の物件については、お施主様の希望(見た目が汚くなっているから)により、
RC造にて造りかえを致しましたが、コストを考慮して、あくまでも建物は深基礎により
擁壁には依存しないで自立する構造とし、RCの擁壁は土留めとして建物の負荷が
かからない前提での強度を保つレベルとしました。
とはいっても鉄筋の量、折り返しの底版の長さなどをみると、結構頑丈な
造りとなりますよね。
この建物は、塔屋付のベルギーレンガの素敵な建物となります。
完成が楽しみです。
| 2012年5月21日
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